★ 灰 ってすごく大事なのです

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少し前に、風炉の季節は、柄杓の扱いが、たいへんだということを紹介しました。
もう一つ、風炉の季節の難物が【灰形(はいがた)】です。

【灰】は、茶人の財産と言われるくらい、大事なものです。
火事になったら、何はともあれ、灰を持って逃げろ、と先生から教わりました。

茶道具やさんで買ってきた灰は、まだ、灰とは言えません。
何年も使って、炭の燃えた灰が混ざって、本物の灰になってゆきます。
何代も続いている老舗の うなぎやさんのタレに、似ている要素があるかもしれません。

使い込んだ灰は、さらさらして、重みがあるように感じます。
買ってきたばかりの灰は、なんだか軽いし、なにか粘り気があるように思います。

冬の炉の灰と、夏の風炉の灰は、別のものです。
夏の灰のほうが、粒子が細かい。
炭も、夏の方が、小ぶりなものを使います。

そして、風炉の種類によって、写真のような【灰形】を作ります。
灰を、景色に見立てて、いろいろな形につくります。
基本は、写真の二文字。

五徳(三本足でも五徳)の、前2本に一つの筋を合わせ、後ろの1本に、もう一つの筋を合わせます。二つの筋の高さを、同じに仕上げます。
手前の五徳の2本足の間にあるのは、前瓦といって、空気が入り込み過ぎないようにということと、直接、火が見えないようにする機能を持ちます。

灰で、この形を作りますが、押し固めてはいけません。灰さじという、ティースプーンぐらいの大きさのもので、固めるのではなく【切って】ゆきます。
慣れれば、30分ぐらいで仕上げられますが、調子が悪いと1時間以上かかります。
日によって、空気の湿度が違うので、灰の湿り気も違います。
灰さじの加減も違ってきます。

お稽古に行っていた時期は、毎週、二つずつ、この灰形を切っていました。
大変ですが、やり始めると、すべてを忘れて熱中できます。
無の境地になり、それは楽しいものです。

写真は、【隊長のテキトーblog】から拝借しました。
灰形の、製作過程の写真が載っています。
お茶のことだけでなく、とても多面的な話題のブログです。
http://blog.livedoor.jp/junziblog/archives/841658.html?1244377981#comment-form


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この記事へのコメント

隊長
2009年06月12日 08:41
ご紹介頂きまして、ありがとうございます。
BLOGも灰形も未熟で、お恥ずかしい限りです。
今後も宜しく御指導頂きますよう、お願い致します。
金魚参番
2009年06月12日 18:02
灰が大切なんて思いもしませんでした。
勉強になりました。
有難うございます。

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