★読書ノート 【 サピエンス全史 】

この本は、Facebookの創始者、マーク・ザッカーバーグ氏により、世に紹介され、世界でベストセラーになっています。

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長い歴史の中で、われわれサピエンスは、ネアンデルタールなどの、他のホモ属を絶滅に追い込んできました。

絶滅に追い込んだのは、他のホモ属だけではなく、地球上に登場した、多くの生物種を絶滅させて、今日の繁栄を築いてきたわけで、それは現在も続いています。

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サピエンスが、他の生物種に打ち勝ってこれたのは、大量の情報を伝える能力に優れていたからといいます。

その能力は、国家や会社といった、現実には存在しないものについての情報を共有して、目標を達成するという、他の生物種にはない力を持っていました。

この能力を著者ユヴァ・ノア・ハラリ氏(1976年生まれのイスラエル人・なぜかユダヤ人とは言わない・ユダヤ教信者でないため?)は【認知革命】と呼びます。

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サピエンスは、7万年前にアフリカから世界へ広がって行動範囲を広げてゆきます。

12,000年前に【農業革命】が起こり、狩猟時代よりも、ずっと狭い土地で多くの人が生活できるようになります。

4000~5000年前には、王国の誕生、貨幣、多神教が登場しアッカド帝国(最初の帝国と言われます)が登場。

2500年前には、ペルシャ帝国、インドの仏教、2000年前に中国の漢帝国、地中海のローマ帝国、キリスト教。1400年前にイスラム教が登場します。

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500年前に【科学革命】が起こり、ヨーロッパ人が アメリカ大陸と各海洋を征服し始め、地球全体が単一の歴史領域となり、資本主義が台頭します。

200年前には【産業革命】が起こり 家族とコミュニティが、国家と市場に取って代わられる。動植物の大規模な絶滅。

そして今日、人類が地球という惑星の境界を超越、核兵器が人類の生存を脅かす。生物が自然選択ではなく、知的設計(DNA操作など)によって形作られることがしだいに多くなる。

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書かれている歴史的事実のほとんどは、どこかで読んだことのある事柄ですが、この本の優れたところは、それらの事象を見る、あるいは歴史の中に位置づける視点が優れていることです。

最後に、以下のような未来への警告? あるいは洞察を披瀝します。

知的生命が生命の基本原理となるか? ホモ・サピエンスが超人たちに取って代わられるか?

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超人とは、不死の生命や、AIを生命体に取り組んだ新人類のことです。

河出書房新社・上巻・下巻 各1900円(税別)と安くはない本ですが、人類の将来を考えさせられる名著だと思います。

ぜひ、多くの人に読んでいただきたい。


サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
河出書房新社
ユヴァル・ノア・ハラリ

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この記事へのコメント

2017年05月09日 08:13
初めまして、おはようございます。

人類の誕生など、深く知ることは、楽しいですね。
テレビの番組なども、興味深く観てしまいます。

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