★ 八景フィル の カリンニコフ

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日曜日のコンサートのレポートが中途半端でした。カリンニコフの交響曲1番について、報告したいと思います。

チャイコフスキーのバイオリン協奏曲の後、20分間の休憩がありました。協奏曲の場合、オーケストラの編成を少なくするのが普通です。独奏楽器を引き立てるためです。

休憩の後、オーケストラは、70人ほどのフル編成に戻りました。弦楽器は、各パート8~10人、コントラバスは4本です。ハープも加わり、パーカッションは3人です。

ヴァシーリー・カリンニコフ(1866-1901)は、ロシアのオリョーリー県出身とあります。文豪ツルゲーネフ(1818~1883)と同郷です。写真は、Wikipediaから拝借しました。

カリンニコフの名前を聞くのも、もちろん、その作品に触れるのも、初めてのことです。おそらく、八景フィルのメンバーの中にも、そういう人が少なくなかったのではないかと思われます。

ベートーベンやモーツァルトやブラームスの場合は、クラシックファンなら日常的にCDを聞いているので、メロディもリズムも、全体構成も頭に入っているでしょう。

でも、聞いたことがない曲の場合は、譜面から自分たちで音を作ってゆかなければならないわけです。オーケストラのメンバーの苦労が偲ばれます。
プロならともかく、本来の仕事を別に持ちながらの、アマチュア・オーケストラです。

カリンニコフの交響曲1番 ト短調については、たいした作品ではない、内容がないなど、厳しい評価もあります。聞きやすいメロディラインで、比較的、単純な構成です。リズムもオーソドックスです。

コンサートの5日ほど前に、CDを入手して、予習しました。仕事をしながらや、眠る前に、5回ぐらい聞きました。初めてでも、なじみやすいメロディです。

何度も聞くうちに、第一楽章のメインデーマの、ノスタルジックな響きが、だんだん好きになってゆきます。ト短調独特の、憂いを帯びたメロディです。もう、このメロディの美しさだけで、この曲を聴く価値があると思います。

だいたい、いい作品かどうかと云々すること自体、意味のないことだと思います。聴いて楽しい、聴いて気持ちがよくなる、聴いてココロが動く、そういう要素があるなら、それで十分です。あとは、好みの問題でしょう。

八景フィルの演奏は、たいへん、生き生きとしたものでした。指揮者のニキティン氏がロシア人ですから、母国の芸術家の作品を、日本人に聴いてもらいたいという情熱が、しっかり伝わってきました。

チャイコのバイオリン協奏曲は、ソロの遠藤香奈子さんが感動させてくれましたが、このカリンニコフでは、オーケストラが感動させてくれました。
1楽章のメインテーマのメロディは、4楽章の冒頭でも登場し、さらにノスタルジーに浸らせてくれます。

なかなか良いコンサートでした。500円で、ここまで楽しませてもらえるのは、とてもありがたい。感謝です。

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