★ 映画 【 ノウイング 】 と、ベートーベンの7番 第二楽章

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久しぶりに、映画を見ました。
カタカナで、【ノウイング】 というタイトルは、なんだか訳がわからず、もう少し気の利いたタイトルをつけてほしかった。

実は、これは旧約聖書で使われる、【 予言 】 の意味です。
この映画にも登場する、エゼキエル書は、SFのような内容で、神からの使いが登場し、天空を駆け巡る表現が出てきます。神からの使いを、宇宙人に置きなおすと、いろいろ面白い考察ができます。

スイス人のエーリッヒ・フォン・デニケンという人が、【未来の記憶】(角川文庫)などの著作で論を唱えていて面白い。この本については、また、いずれ報告したいと考えています。

エゼキエル書は、人類の終末についても触れています。
そして、この映画にもエゼキエル書のことが登場します。

西欧の著作物を、正確に理解するためには、キリスト教の基礎知識や素養が必要だといわれますが、この映画も、そういう部分があります。
そういう下敷きになる部分から、映画の宣伝コピーを作成すれば、もっと営業的に成功したのではないかと思われます。

ストーリーは、50年前に埋められたタイムカプセルから出てきた、数字が羅列された1枚の紙から始まります。

実は、その数字は、タイムカプセルが埋められてから、50年の間に起こった、悲惨な事故や事件の起こった日付と、死者の数と場所の緯度と経度を、並べたものでした。

中には、9/11や、神戸の大地震などもあります。
そして、最後の3つの数字の組み合わせだけが、これから起こる出来事についての数字だったのです。
主人公のニコラス・ケイジがそれに気づきますが、どうすることもできません。

そして、最後の日付は、人類滅亡の日の予言です。
太陽の異常な大フレア(炎)によって、地球が滅亡します。この映像表現は、なかなかの迫力でした。

その中で、選ばれた人を、宇宙人が宇宙船で助けに来ます。
主人公の小学生の息子が、その選ばれたものの一人という設定。
ただ、ストーリー展開についてゆくのが、ややむずかしい。
映画がヒットしなかった理由も、このへんにあるのでしょう。

印象に残ったのは、音楽です。
冒頭の部分と、最後の部分で、ベートーベンの交響曲7番の第二楽章が使われています。
クラシックファンにはおなじみですが、これは葬送行進曲です。

葬送行進曲といえば、第3番 英雄の第2楽章が有名ですが、こちらはドラマチックすぎる感があります。

多くの音楽家が、自分の葬式に、この7番の第二楽章を使うように遺言しています。
地味ですが、美しいハーモニーです。

この映画の出来が、すばらしければ、この音楽も、もっとポピュラーになっただろうに、残念に思いながら、映画館を後にしました。

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この記事へのコメント

パンダ
2009年07月25日 20:55
どんな映画やオペラでも
半分は音楽を楽しんでいるのではないでしょうか?
バイオリンの音を聞くと悲しく成ったり
ドラムの音を聞くと気分が盛り上がったり
映像と音のハーモニーが相まってその作品が
素晴しいものになるのではないでしょうか
どちらか一方だけが素晴しくても良い作品とはいえないと思います。

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